我れ若し女帝の密使なりせば

lecorsaire.exblog.jp ブログトップ

<   2007年 05月 ( 2 )   > この月の画像一覧

スリランカフェスティバルとルドルフ・ヴァレンチノ

d0242071_1934786.jpg


まずは代々木公園に、”スリランカ・フェスティバル 2007”を観にいった。マイミクの、La Dolce Vita 1/2さんが参加しているのである。
わたしはお土産を持参していた。スリランカでのベサク祭と仏陀生誕記念をえがいた50枚の連刷切手で、すこぶる美しい。期待通り、とてもおよろこびくださり、猫のポストカードブックをサイン入りでいただいた。ありがとうございました。
ゆきかうひとびとは、スリランカびとやインドびとの、圧倒ある目鼻だちのかずかず。気が高揚してくくるのは、28度の外気だけではあるまい。
ステージでは、スリランカのダンスがつぎつぎと披露される。
白衣(びゃくえ)の四人がキャンドルを手に、太陽に捧げるダンスを舞う。腕とゆびのリズムさばきの絶妙。
薔薇とオイルに捧げるダンスは終始クルクル回転し、
男女のパ・ド・ドュを連想するダンスは全身、純銀の装飾がシャンシャンふるえる。
スリランカとの友好を祝し、日本の居合剣士団が羽織袴で、烈魄の刀技を披露する。ひとり、スリランカ人の居合剣士もいた。
胸のすく数々のわざ芸にはお腹もすいたので、スリランカのチキンカレーを食べてみると・・・何やら腹(胃袋?)の底が、スリランカの地面とつながっていくのを感じる。食べ終えると、足元が軽くはずむ。スリランカの黒ビールを飲み、濃い目のセイロンティーをすすると、あしもとはパレードの象が全身にかぶる織りもののように、絢爛な、あゆみごこちをえがく。
残念ながら、ゾウは来なかった!




d0242071_19343593.jpg


この日はさらに、柳下美恵さん(ディアンヌさん)のピアノ伴奏による、サイレント映画『熱砂の舞』(1926年 主演ルドルフ・ヴァレンチノ)の上映会を観に、3時の市川へ。会場は「いちかわ西洋館倶楽部」。
市川駅でまちあわせた、本日初かおあわせになるinocciさんとともにエントランスをくぐると、今回もふたりのメイドさんが出迎えた。

中東の砂漠を騎行するヴァレンチノが、主人公とその父の二役で登場し、ふたりが合成画面のなかで、対峙し、ともに悪党を撃破する。
フィルムの状態がうつくしい。うねくるような砂丘と砂嵐のカタルシス。ヴァレンチノがアップになると、とくにその口もとにぞくりとくる。
いままでにみた、もっとも婀娜なヴァレンチノ。
手書き字幕の文体も、旧仮名遣いの流麗美、うたごころがさえわたる。
今回のフィルムのかつての持ち主であり字幕文の作者だった、故横溝良一氏には頭がさがる。

柳下さんが作曲した『熱砂の舞』のオリジナル曲を・・・これがエスニックでエレガントな名曲なのだが、
ピアノと、ギターの小沢あきさん、カヴァル、ネイ(斜めに構える、イスラム圏の笛)をあやつる石田秀幸さんの伴奏は、クライマックスにむかって無尽の迫力と愛を画面ぜんめんにみなぎらせる。
この映画にとって、最高の条件がそなわった公演だった。

公演のうちあげで、つぎつぎに登場するお酒とお菓子とアトラクションは、毎回のお楽しみ・・・・



[PR]
by lecorsaire | 2007-05-28 01:04 | フェスティバル

インドな耽美

d0242071_20254273.jpg


ガブリエルさんの東インド古典舞踊"オリッシー"をみてきた。

ステージの奥には、光沢をはなつ赤いクロスを敷いた段差がたち、まるでダンサーが神の花嫁になるふしどを演出しているようだ。



*1、ガネーシャ神とその両親であるシヴァ父神とパールバティ母神に捧げる奉納舞。
*2、シャンカラ(純粋舞踊)

ゲストパフォーマンス、北インド古典舞踊

*3、ワサント 「愛の神、カーマに愛の矢を射られて、女性がクリシュナ神と恋に落ちる春を描く」
*4、サベリ 「朝もやの中、起き上がった少女がリズムが激しくなるにつれ、周りの世界が色づき、恋に落ちたり、身の回りを飾ったりする、ロマンティックな愛の舞踊 」

(これらの解説はガブリエルさんの文を一部修正して借用させていただきました)


オリッシーは、寺院の壁面レリーフがインド極彩につつまれてうごきだす姿を神にささげる、まるで雄孔雀が拡翼の法悦とともに額に女芯をきざんだような、幻想絵画のワンシーンを流れる線でえがきだす。

・・・・目玉のくるくるしたうごきは神をみつめる孔雀のトリ目か。細くながれるゆびさきは、ほほの周囲をはずんでながれる。くじゃくを父母にしてそだった少女の花びら水浴か。・・・・

はじめて実見したオリッシーが、ヒトをこんなにも美しくつくりあげるのかと感心した。
[PR]
by lecorsaire | 2007-05-19 19:18

「騎上の陛下におかせられては周知のごとく、人生はもっとも大胆で華麗な賭けをうたう剣とマントの物語でございます」


by lecorsaire
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite