我れ若し女帝の密使なりせば

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永井幽蘭さんのライブ(イベント『海底遺跡からの通信』 2015年7月17日)

ひだりのあしの、神経痛をのろいながら、吉祥寺の『曼荼羅』へ、永井幽蘭さんのライブを聴きに行った。


いたみが、嗅覚をとぎすます。吉祥寺にむかう電車に乗っていると、加齢臭の匂いに息がつぶれた。





地階のライブハウスの曼荼羅には、古く、あちこち傷をおび、まるで城砦の棺桶じみたグランドピアノがある。
4月26日のイベント『赤い星の終末』で、永井幽蘭さんが弾くのを聴いて以来、このピアノがすっかり気に入ってしまった。幽蘭さんが弾くライブのわきにいるお人形は、やはり、棺桶からおきあがってきたのだろうか。
今回ふたたび、曼荼羅のピアノで幽蘭さんが弾くのなら、いたいもかゆいもいってられなかった・・・・



『赤い星の終末』以上の、緊張感のはりつめたライブだった。
いや、ライブというよりも、一曲一曲の、音楽がうまれてくる瞬間にたちあうような、とても強烈な体験だった。海の豊饒をもとめていたこころが、帆船から転落して、そのまま漂着した場所に、どこまでも、どこまでもひろがる、水没遺跡の美景につつみこまれることができた。
ジュール・ヴェルヌの『海底二万哩』に登場した、貝のなかの、凄愴なまでにうつくしい真珠のかがやきが、ピアノの鍵盤にはじけるのが見えた。


ライブメニュー
1:水面の音楽
2:道化師の犯罪理由(作詞:華円なびすこ)
3:月の傀儡(作詞:華円なびすこ)
4、かげろう
5、キャンディーストライプ
6、サーペンティナ(作詞:チェリー木下)
7、死のゆび(作詞:鏡谷眞一)
8、赤い星の終末
9、?




新しい星々の誕生をあじわった。その数は、・・・・・4つだろうか。
そのなかの1つ、ねばりつく翳がさした、妖しい星の誕生に、こころがどよめいた。
今回のライブで、私が生まれてはじめて書いた、歌詞を、幽蘭さんが曲にしてくれた。


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イベントの冊子に、作詞者として、私の経歴を載せてもらった。


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ひとつだけ違うんだよなあw 私は、「役者」ではあっても、「俳優」ではありません。



「海底遺跡からの通信」facebookページ




2016.4.28記:このブログを書いた頃は坐骨神経痛のくるしみを抱えており、会場に行くのもやっとだったので、イベントの全体印象を書き表すことができなかった。幽蘭さんのライブが終った後、もはや激痛に耐えられず中途退場したので、ライブの次に控えていた、『赤い星の終末』にも出演した強烈な独り舞台を観ることができなかったのが、残念で仕方なかった。リンクを張ったり、写真を貼り変えるにあたって読み返すと、当時の苦しみを、今は懐かしくふりかえることができる。
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by lecorsaire | 2015-07-18 19:15 | 公演

「騎上の陛下におかせられては周知のごとく、人生はもっとも大胆で華麗な賭けをうたう剣とマントの物語でございます」


by lecorsaire
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